堀江先輩
堀江先輩、あなたの演奏を初めて聴いたのは、京都市立芸術大学で開催されていた四芸祭ブラスでした。宝島のソロを演奏されていたことを覚えています。
その年の夏に開かれたオープンキャンパスで声をかけさせてもらったのは、その記憶があったからです。県芸の受験を考えている、と伝えたとき嬉しそうにしてくれた記憶があります。根っからのお兄さん性質で、面倒見の良い人なんだなと思いました。
雲井先生に出会えたのも、雲カルの皆様に出会えたのも、先輩のおかげです。受験のときは2年とも部屋に泊めてくださったり、服装に忠告をくれたりしました。(一年目の受験で落ちたとき、「落ちると思ったよ」と言われたことは今でも忘れてません)
無事、大学に入学してからも、よくご自宅で飲み会を開催してくださっていましたね。我々学生は際限なく飲み続けて朝になると二日酔い。くたばっている後輩たちに「寝てていいよ」と言って仕事に出かける先輩。毎日なにかしら仕事に出かけていて、なんでそんなにこの人は忙しいんだろうと思っていました。
プレイヤーとしての「悔しさ」という気持ちが芽生えたのも先輩の影響かなと思います。譲れないことに対しては容赦なく叩きのめされましたし、厳しいことも言われました。
卒業が近くなって、また卒業した後などは僕が生意気になっていて、不義理を働いていたことで疎遠になっていました。さぞ恩知らずに見えたことと思います。それでも、一度だけ、酒を交えて話す機会をただいた事がありましたね。そのとき、言いたいことも感謝してることも、全部伝えられたかなぁ。どうだろう。伝えきれてないことの方がきっと多いのかもしれない。でも感謝は伝えてきれたと思う。あのような場を設けてくれたことそのものが、やはり先輩の優しさって言うものを表してるんじゃないかなと思います。
もう、思い出すことしかできない。信じられないけど、本当に。
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