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変異するノーテーション 終演

  • 執筆者の写真: Tádayoshi Kusakabe
    Tádayoshi Kusakabe
  • 2024年5月13日
  • 読了時間: 2分

Rosetta contemporary ensemble と 野営地 による公演「変異するノーテーション」が昨日とりおこなわれた。


あまり使わないようにしている言い回しだが、「無事に」公演を終えることが出来て(そして帰宅できて)よかったと感じている。


今回の作品公募では図が記されたグラフィックスコアや文章によるスコアなど、機会がなければ自ら取り組むことはなさそうな作品が結構数あった。


何度もセッションや話し合い、リハーサルを重ねて行くうちに作品のあり方(パフォーマンス)が具体化していく様子はとても面白いものだった。


逆説的に、現代に一般的に流通している五線譜の優秀さも個人的には感じた。そこにはリハーサルや練習に必要な時間と労力を必要最小限にするための工夫もあったりするのだろうと思う。(それはそれで弱点もあるし、深く正確に感性的な部分まで読み込む力が求められるとも言えるのだけれど。)


しかしながら、作品がどんな形になるかを結論付けず演者の解釈に委ねる楽譜(作品の原形?原液?とも言えると思う)をもとに、演者が積極的に考え、議論し、自分(たち)で作り上げる作品に取り組むことは、フェアでもあり、本来の芸術活動の姿でもあるとも感じた。


どの作品もほんとうに素晴らしかった。


お客さまをはじめ、すべての関係者のみなさま、ありがとうございました。


橋爪リーダー、よくです!

 
 
 

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